上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

アシスタント学生制度@Egmont Højskolen

前回前々回と私の現在在学している「Egmont Højskolen (エグモントホイスコーレン)」について簡単に説明させて頂きましたが、今日は先日少しご紹介した「アシスタント(ヘルパー)学生制度」ついて紹介したいと思います。

この学校の良さを一言では言い表す事は出来ませんが、、、障害がある生徒にとってはまさに『パラダイス!!』の様な場所です。というのもエグモントでは「BBA(パーソナルアシスタント)制度」という制度を使っていて、障害者1人に対して介助する学生が2~3名程つきます(ヘルパーの人数は障害者の学生の障害の程度により異なります。)

「BBA制度」についてはまたいつか詳しく書こうと思いますが、この制度はデンマーク発祥の制度で障害者が地域で自立生活をするために、介助などの面で経済的な負担がある場合、それを公的機関が保障するという制度です。重度の身体障害者でも、本人が直接、雇用・解雇するパーソナルアシスタントの介助支援によって、地域で自立生活を営むことができる様にするのを目的としてデンマークでは活用されています。

エグモントにいる障害をもったデンマーク人の生徒はこの制度を使い、自分の必要とする介助に応じてアシスタント(ヘルパー)を2~3名雇う事が出来ます。雇うアシスタント(ヘルパー)は「エグモントに入学したい」人の中から募集され、雇われた人は「エグモントの生徒」をしながらヘルパーの業務もこなす事になります。「アシスタント(ヘルパー)」というと未経験の人がやるには大変そうと思うかもしれませんが、ここの学校でアシスタント(ヘルパー)学生として働いている生徒のほとんどは高校を卒業したばかりの学生達。みんな介護や福祉の事とかを専門に勉強した経験が無い様な子達が普通に重度の障害のある子のヘルプもしています。

ヘルパー学生+障害者の学生
↑介助される障害者学生と介助しているヘルパー学生

最初にそれを知った時は、「えっ、そんな未経験の子達がこの仕事をして大丈夫なのか??」と思いましたが、ここはデンマーク。
「自己責任」という意識が強いデンマークでは何か不備が起きた場合は、その人を雇った雇い主である「障害者」の方に過失があると見なされます。何かあった時の事を考えると恐ろしい、、、と日本人の私は思ってしまいますが、同年代のアシスタントがつく事で、障害者の生徒はアシスタントと話が合うし、色々な介助も頼みやすいという事等様々な利点がある様です。

私も今回はアシスタント学生としてエグモントに来ていますが、アシスタントの利用者である障害者だけではなく、アシスタント学生をしている介助者の方にもこの制度は良いことが沢山!!

第一の利点としてあげられるのは「アシスタント学生」になると「アシスタント」としてお仕事をしながら、授業は生徒として受ける事が出来る事!アシスタント学生は食事や就寝介助等のお仕事を当番の日はやらなければなりませんが、授業中は「アシスタント(ヘルパー)ティーチャー」と言って、障害者のヘルプを授業中してくれる先生がつくので、授業中は普通に生徒として授業に参加する事が出来きます!当番の日も週に2~3回程度になるので(人によりますが)、そんなに仕事が負担になることもなく、自分のプライベートの時間が取れる日もしっかりあるので勉強したい人にとっては凄いベストな環境♪

そして第二の利点としては「アシスタント」として仕事する事で、「介護」というお仕事の経験が出来る事。私はずっと建築畑の仕事ばかりしてきたので、「介護」の仕事なんて初の経験!今回他のヘルパー学生として来ている子は看護婦さんをやっていた子や介護関係の仕事や勉強をしてきた人ばかりで、「こんな中、私がヘルパーをしていいのだろうか??」と思っていましたが、数か月経った今は介助の仕事もだいぶ板についてきました。

慣れるまでは凄い大変だったけど、車いすユーザーがどういう所で日常困っていて、どんな事を必要としているのかという事をアシスタントとして24時間一緒に過ごす事で少しだけれど、わかってきた気がします。私は「介助者としての視点を学んで建築士としての仕事に生かしたい」という目標があってきているので、その目標に対してこの経験はホント有意義なものになっているなと感じる今日この頃。私以外の生徒も皆それぞれ異なった目標を持ってきているけれど、それぞれがアシスタント学生として働く事で色んな視点を学べているのではないかなと思います♪

またこれはデンマーク人の生徒のアシスタント学生をしている場合に限りますが、アシスタントとして働いた分の給料をもらう事が出来ます!!アシスタント学生のお給料は、身障者生徒の出身地市が学費全額とお小遣い程度の給料を負担しているそう♪♪
金額の詳細は不明ですが、給料もらいながら、学生が出来るなんてなんて素敵な制度ですよね~日本にもこんな制度があればいいのにと切実に思う今日この頃(><)
日本人で日本人の学生のアシスタント学生をする場合はお給料はもらえませんが、、、私の場合は授業料を少し安くしてもらえるという条件で現在お仕事をしています!

日本人のアシスタント学生は基本、日本人の障害者につくので日本人の障害者の方が留学される予定が無い限り、募集がありません!今期はタイミング良く招待留学生として介助を必要とする障害者の女子学生が1名留学されているので、私はその子のアシスタントとして留学しています。招待留学制度も毎学期ある訳ではないし、現在日本人の先生がいるから成り立っている様なもので今後継続してあるかは不明だとか。それを考えると色んな意味でホント今回来てよかった~と思います。
(※デンマーク語又は英語が堪能でデンマーク人の障害を持った生徒とのコミュニケーションを問題なくとる事が可能であれば、デンマーク人学生のアシスタントとしてアシスタント学生をするチャンスはあります!だいぶハードルは高めですが、、、デンマーク人の学生のアシスタントをしたい場合、詳しくは学校に問い合わせてみてください(V)o¥o(V))


「アシスタント学生制度」以外にもエグモントには面白い制度や行事、授業が沢山!!
これから少しづつではありますが、私が体験している「エグモント」に関する色んな記事をアップしていこうと思います(*^_^*)

スポンサーサイト

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。