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トール・ヘイエルダールの功績が一目でわかる!「コンチキ号博物館(Kon-Tiki Museet)」

今日も昨日に引き続き、私がイースター休暇中に訪れたノルウェー・オスロのお勧めスポットをご紹介していきたいと思いますが、今日ご紹介するのは昨日ご紹介した「ヴァイキング船博物館」に続き、オスロ・ビドグイ地区にある「コンチキ号博物館(Kon-Tiki Museet)」
コンチキ号博物館
↑コンチキ号博物館外観

「コンチキ号博物館(Kon-Tiki Museet)」は冒険家として知られる人類学者トール・ヘイエルダール(Thor Heyerdal)の功績を分かりやすく展示した博物館で、パピルスの船ラー2世号、バルサ材で造られたいかだ船コンチキ号、謎の島イースター島の石の巨像モアイの模型などが展示されています。
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↑博物館内の様子

トール・ヘイエルダール(Thor Heyerdal)は1914年にノルウェーで生まれ、オスロ大学で動物学を学んだ人類学者で、彼は1947年にバルサ材で組み立てた「コンチキ号」で太平洋を横断したことで有名になりました。なぜこのようなことをしたかと言うと、旅行で訪れたマルキーズ諸島で「なぜ島に人が住むようになったのか」に疑問をもったからなのだそう。彼は「人類はいかだ船で南米からポリネシアに渡ってきた」という自説を証明するために自ら冒険し、その説の実証を自分で成し遂げて見せたのだそう。(by 地球の歩き方)


またヘイエルダールは1955~56年にかけて、世界で初めてイースター島の発掘調査を行なった学者としても有名で、館内には「モアイの模型」も置かれています。博物館の入口付近にモアイ像に似た像が展示してあったので、「なぜオスロでモアイなのだろうか~?」と不思議に思っていましたが、、、館内に入ってみて、やっとその意図が分かりました。笑
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↑館内&博物館前に展示されていたモアイ像に関する展示

ヘイエルダールはその後、1970年に葦を使って「ラー2世号」を作り、8人の乗組員と共に大西洋の横断が可能なことも証明していますが、なんとこの乗組員の中には日本人カメラマンも加わっていたのだとか。その為か、博物館の展示の中にはなんと、「日本語」で書かれたパネル展示を多々見つける事が出来ました。オスロまで来て、日本語に遭遇するとは思っていなかったので、、、ちょっと感動♪
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↑館内で見つけた「日本語」の説明書き

ちなみに「ラー2号」は博物館を入ってすぐの所に展示してあるのですが、その帆にはなんと日の丸の様なマークが描かれています。一瞬、日本人の私たちは「日の丸か?!」と勘違いしてしまいますが、これは日の丸ではなく、「ラー(RA)=太陽」が描かれているのだそう。残念ながら、日本国旗をイメージして作られている訳ではない様ですが、、、なんだか親近感が湧いてしまう船でした。
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↑「ラー2号」の展示の様子

ヘイエルダールは冒険を通じて、様々な書籍も著しており、その業績は高く評価されていますが、かなりマニアックな博物館なので、、、時間に余裕がある場合に行った方がいいかも?!笑 規模もそれほど大きくはありませんが、展示されている船は大海を渡った本物が飾られているので、興味が湧いた方は是非行ってみてください(*^_^*)

*参考**
コンチキ号博物館公式HP:http://www.kon-tiki.no/
Scandinavian Tourist Board HP:http://www.visitscandinavia.org/ja/Japan/Norway/Oslo/sightseeing/Kon-Tiki-Museet/
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