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「デンマークの住宅」について感じたこと

私は留学前、ずっと建築関係のお仕事をしていた&デンマークの建築、特に「住宅」について勉強したくて、デンマークにやってきたこともあり、この1年をかけて、「デンマークの住宅」について自分なりにですが、研究してきました。

実際にデンマーク人の家に訪問させて頂いたり、こちらに住んでいる人のお話を聞いたり、建築に関するお仕事をしている人の話を聞いたりと、いろんな事をこの1年でさせて頂きましたが、まず、日本と「住宅に関する概念」がそもそも全く違うことに気づきました。
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↑デンマークのお家の様子

まず、大きく違っている事がデンマーク人にとって「住宅」は「一生同じところに住む」ではないということ。
デンマーク人は自分のライフスタイルに合わせて、家を定期的に変えます。変えるといっても1年単位で帰るのではなく、学生の時は学生寮で過ごしたり、結婚したら、夫婦で住める広い家に引っ越したりと、自分たちのライフイベントに合わせて、引っ越す人が多いのですが、特に「住宅購入」ということに関して、日本人と価値観がかなり違うのです。

日本人も結婚したり、子供が出来たら、広い家に引っ越したりする人も大勢いると思いますが、日本人は「住宅購入=一生そこに住むもの」として家を買う人が多い気がします。なぜなら、住宅ローンはとても高いし、一度家を買うと家の価値はどんどん下がる一方で売れない為、引っ越すとしても、その家を購入当時より安い値段で手放さなければならず、自分が損をしてしまう事が多いから。

なので、日本人の傾向としてはなるべく、年齢が若いうちに住宅を購入して、ローンを早く終わらせたい!という人が多い気がしますが、デンマーク人にその概念は全くありません。笑

なぜなら、デンマークでは住宅購入の費用やローンが高いのは日本と同じですが、もし中古の家を売ろうとしても、購入した当時の値段で売ることができるから。家の劣化や老化は避けられませんが、古くなったものに価値を見出す彼らは、何年経った家であろうが、それ相応の価値をつけて、中古の家でも高く購入するそうです。もちろん販売するときはリフォームや汚くなってしまった箇所の補修はしますが、日本ではそれをしても1000万円近く安くなったりする物件もあるのに、デンマークではそんなに価値が下がらないそう。日本と違って「地震」などの大きな災害がないことも家の価値が下がらない理由の一つに挙げられるようですが、それにしても購入時と同じ値段で売れてしまうのはいいなーと思いました。

なので、デンマーク人は家を購入する人も多いですが、それと同じくらい、自分が住んでいた家を子供が出て行ったタイミングや老後、広い家がいらなくなったら売ってしまって、新たな住処を探す人が多いそうです。

その理由の一つに老人になるとデンマークには老人の方たちがシェアハウスの様な場所に気が合う人同士で住んでいる家や介護施設が充実している為、そちらに移り住む人が多いということも挙げられるそう。

デンマークに住んでみて、改めて「ライフステージに合わせて、家を変える」ということはとても効率的だし、人々の生活にとって良いのではないかと感じました。

が、これを日本に置き換えると、、、中々いろんな問題があって、デンマークのようにポンポン家を変えるのは難しい気がしますが、、、デンマークのシステム同然までいかないにしろ、日本の家ももっと柔軟に住み替えが出来る社会になったらいいなと思いました。
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