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デンマーク留学で気づいたデンマークと日本の違い①~教育~

デンマークに留学して早1年ちょっと。1年間毎日続けて書こうと決めたこのブログもやっと終わりに近づいてきました。

ちゃんと毎日UP出来たわけでは無けれど(数日間まとめて記事を書いてUPしたりしていたので(^^;)、365日、1日も欠かすことなく、記事を書けたことは何だかとっても感慨深いです><(あと3日あるけど!笑)

デンマークに約1年住んでみて、フォルケホイスコーレに通ってみたり、インターンをしてみたり、コペンハーゲンに住むデンマーク人の家にホームステイしてみたりと、振り返れば私にとってこの1年は人生の中でもとてもとても濃い時間になったと思います。

そんな時間の中、「デンマーク」と「日本」で大きく違うところは沢山感じながら過ごしてきたのですが、特にここは各国で全然違う!と大きく衝撃を受けたことが大きく分けて3つあります。それは「教育」と「家族のあり方(結婚観)」と「幸せ」について。その3つについて、このブログ最後の3日間で、私が感じたことを書き記しておきたいと思います。

まず、今日は「教育」について書いておきたいと思いますが、デンマークの教育は日本と比べてだーーーいーーーぶ違うと思います。
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↑留学先の学校の様子

デンマークの教育制度は総合初・中等学校、普通・専門高等学校と多数の高等教育機関から成り立っていて、義務教育期間は6歳~15歳(0学年~9学年)となっています。子供に教育を受けさせることは義務ですが、必ずしも学校に通わせる必要はなく、親は自宅学習等を選択することもできるのだそう。

詳しい教育制度に関しては参考資料(記事下)を見ていただきたいですが、デンマークには高校を出た後にフォルケホイスコーレのような成人教育学校や職業専門教育機関に入学したり、大学にはダイレクトにいかず、自分探しの旅に数ヵ月~1、2年の旅行に出かける人も多くいます。

日本では高校を卒業したら、大学や専門学校に入学する又は企業に就職するという人が大半ですが、それ以外の選択肢が沢山あることが、デンマークと日本の大きな違いなのではないかと私は感じています。

実際に、フォルケホイスコーレ(留学先のエグモントホイスコーレ)で同級生だったデンマーク人達の大半は学校を卒業後の進路を聞くと、「これから半年間旅行に行ってくるよ」という人や「また違うフォルケに行くんだ」と言っている学生が多く、すぐに大学に進学したり、就職するという学生の方が少なく、その自由度の高い進路の選択肢に唖然とした記憶があります。

日本で学校卒業後に「半年~1年海外旅行に行っていました」等というと、「えっ?どこにそんなに遊びに行っていたの??」という様な目で見られますが、デンマークではそんな事は一切ありません。

彼らは「海外を旅行(特にバックパックでいろんなところを回る)」でさえ、人生の大事な経験だと考えており、現に会社で採用側となる年代の大人たちもそのような経験を若い時に経験してきている為、偏見の目で見られる事はあまりないそうです。

若いうちに海外に出たり、学校でいろんな事を学び、自分の興味や適性を見つけ出すことこそ、もっとも重要なことだという考えが根強く、現にデンマーク人は大学に入学する人の平均年齢が22~25歳位だったりもします。(日本ではストレートに大学に入っていれば、22歳で卒業)

3~4年、大学に在籍していれば、社会に出る時期はだいたい26~29歳前後になる年齢。日本で29歳で大卒、どこの会社でも働いた経験がありません!と言うと「?今まで何してたの?」という様な目で見られる気がしますが、、、デンマークではそれが当たり前なので、みなあまり気にしていないようです(--;)

しかし、就職する際、日本と明らかに違う事があります。それは就職時に何も特技も技術もなく就職できる会社はデンマークにはないということ!と書くと日本は何も芸がなくても入れる会社が沢山あるのかと思われてしまいそうですが、、、そう言いたいのではなく、、、「新卒」の学生を新年度に沢山会社に入社させるという風習がデンマークにはないのです。ストレートにいうと、「新卒」の学生を雇ってくれる会社がデンマークにはほぼ皆無なのです。

日本の企業は「新卒」の学生を社員として迎え入れ、会社の中でその企業にあった人材を育てていくという風習がある気がしますが、デンマークにはそういう風習はありません。というか、その様な教育ができる大きな会社があまりないと言ったほうが、正しいかもしれません(^^;

デンマークはご存知の通り、小さな国なので、もともと大きな会社がありません。ので、小さな中小企業が圧倒的に多く、そこで求められる人材も何かスキルを持って入社してきてくれる、即戦力となる人材なのです。なので、「求人」をさがすとなると、まず即戦力となれるかその人の能力がとても問われます。大学を卒業したばかりの人でもその条件は同じです。

日本だと、大卒の学生にそんな即戦力になれる力を要求する方がおかしいのではないかと思われてしまいそうですが、デンマークではそれを当たり前のように求められるのです。

しかし、デンマーク人は大学に入る前に色々な経験をしているし、大学在学中からもインターンシップや何かしらの職業訓練を受けている人が多く、卒業と同時に企業で活躍できる人材が多いそうです。と言っても全員が全員そうではないと思いますが、、、日本に比べて、教育や自分の進路の自由度は高い!けれども、遥かに就職活動は難しく、求められるスキルも高いという事は間違いないと思います。

そう聞くと、デンマークって就職する前に旅行も沢山できるし、好きなことも勉強できるし、日本より断然にいいではないか!!と思ってしまいがちですが、就職の事を考えると日本よりも遥かにハードルが高そうです。。。

が、その為にデンマークでは職業訓練校等がとても充実しているし、教育期間は学費が無料、または安く入学できるところが多くあるので、国が就業支援はしっかりフォローしてくれている気がします。日々どんどん国のシステムも変わっているので、どこまで手厚いフォローをしてくれているのかは私もわかりかねますが、、、国が教育制度をしっかりと整えてくれていることはデンマークのよいところだなと思いました。

と何だか長くなってしまいましたが、「教育」や「就職」に関して、デンマークで感じたこと、デンマーク人やこちらに住む方に聞いたことをまとめてみましたが、統計等をとったわけではないので、必ずしもこれが実際に起こっている事と100%あっているかはわかりません。が、率直に感じた事を自分の記録として、書き記してみました。

どちらにせよ、デンマークの教育が日本よりいいところも確かにあるけれど、日本の教育の方がいい部分も沢山あるという事を今年一年の滞在でとても痛感した気がします。

双方のいい要素が交わって、どちらの国の教育や就職制度がさらに良い方向に進むようになるといいなと思います。

参考文献
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/world_school/05europe/infoC52900.html

http://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~konokatu/mizutani(07-1-28)
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