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デンマーク留学で気づいたデンマークと日本の違い③~幸せ~

一昨日より、「デンマーク」と「日本」で、全然違う!と大きく衝撃を受けたことについて書いてみていますが、今日は「幸せ」について書いておきたいと思います。
Happiness-Street.jpg

デンマークといえば「幸せの国デンマーク」を言われるほど、「幸福度」の高い国だと言われていますが、私はデンマークが他の国に比べて、そんなに幸福度が高く、裕福な暮らしをしているとは思いません。

なぜかというと、コンビニは「セブンイレブン」しかなく、しかも夜10~11時位にはしまってしまうし、ほとんどのお店が深夜営業はしておらず、土曜日曜(特に日曜)はしまっている店が多く、「日曜はショッピングをして楽しむ」という感覚はあまりありません。(一部の店はやっていますが)

遊園地や娯楽施設の事を考えてみても、デンマークには大きなテーマパークと言える場所は「レゴランド」しかなく、日本より遥かに「娯楽施設」と呼べる場所は少ないし、そもそも交通の便もあまりよくないため、こんなに小さな国なのに、コペンハーゲンからオーフス(大阪のように大きい第二の都市)に移動するのに電車を使うと4時間もかかります。。。(約半日潰れる><!)

何だか悪い事ばかり書いてしまいましたが(笑)、デンマークにも良い点は沢山あります!
例えば、仕事は朝7時台~夕方4時半~5時位に帰宅するのが普通で皆夕方には家に帰り、家族との時間を楽しみます。夏休みは約3週間~長い人だと2ヶ月位あるため、夏は多くの人が自分の持っているサマーハウス(別荘)に行き、余暇を楽しんでいます。

これだけかくと、デンマークの働き方は日本に比べたらすごくいいじゃん!!と思うかもしれませんが、働く時間が短かったり、休みが多い分だけ、働いているオンタイムの時間はものすごい集中力を求められるし、それだけの成果を求められるそうです。まぁそれは日本も当たり前だと思いますが、、、皆が「定時に帰る」という事を意識し、徹底しているので、その分に関しては、日本よりも働きやすいかもしれません(^^;

しかし、日本人からすると前半に書かせていただいたように、デンマークでの生活は「娯楽」や「利便性」が日本より遥かに劣っている気がします。なぜかというとデンマーク人はそんなに利便性を求めないし、娯楽を求めていないから。娯楽を求めていないと書くと、誤解を招くかもしれませんが、日本人の求めている「娯楽」とデンマーク人の求めている「娯楽」は種類が全く違う気がします。

日本人は遊園地に行ったり、映画に行ったり、ショッピングに行ったりと何かとお金をかけて行く事やどこかの施設に出かけて娯楽を楽しむ人が多い気がしますが、デンマーク人はおうちで家族とまったりしたり、長期休暇は山でキャンプやトレッキングを楽しんだりする人が多い気がします。もちろん、「娯楽」と感じることは人それぞれ、全く違うと思いますが、、、デンマーク人は基本的に「家族」や「友人」、「恋人」とまったり過ごす傾向にある気がします。

その証拠?にデンマークには「Hygee(ヒュッゲ)」と呼ばれる言葉があり、これは「まったりする」とか「心地よい」という意味を表します。デンマーク人はよくHygeeしようとかHygeeTime!といか行って、お茶をしたり、お部屋で映画鑑賞を始めたりするのが好きだし、「Hygee」という言葉がこの国では「習慣」として根付いている気がします。

と、だいぶ話がそれてしまいましたが、、、私が結論的に言いたいことは「デンマーク人が感じる幸せ」と「日本人が感じる幸せ」は同じではなく、違う為、両者は「比較できない」という事です。これは日本とデンマークに限らず、ほかの国でも言えると思うし、そもそも「幸せに感じること」は人それぞれ違うなので、まず「幸せに感じる事」を定義する事が難しいと思います。

よく「幸福度調査」等を、世間は沢山やっているけれど、あれはどうやって誰にどんな質問をしているのかといつも疑問に思ってしまいます。「幸せ」ってそもそも測れるものではないし、人それぞれ違うので、その統計をとって何になるのだろうと思ってしまいますが、日本人(日本人に限らず多くの人が)はそういう統計を見るのがすごく好きですよね(^^;

でもその統計はあくまで統計であって、なんの基準になるものではありません。ではなぜデンマークがいつも「幸福度ランキング」で上位をキープしているのかというとそれは「人と比べない」からだと思います。

デンマーク人は驚く程に「人と比べる事」が嫌いです。というか「比べる」という習慣があまりないと言ったほうがいいかもしれません。あの仕事の方がお給料が高くて、凄い仕事だとか、あの子のほうがとても頭の良い学校に行っているからえらいというような固定概念が日本ではまだまだある気がしますが(そんなこと考える人も少なくなっているけれど)、デンマークではまず基本的にあまり「人」と「自分」を比べない傾向にあります。

自分は自分であって、「自分」という個性をもった人なのだから、自分が好きなことややりたいことをやればいい。自分の個性を活かして、自分の好きな人生を生きればいいし、それを誰も指図しないし、そもそも周りが応援してくれる。デンマークはそんな国な気がします。

その証拠にまず親や周りの人間が、子供に「これはできない」とか「あれはやってはいけない」と指図する事があまりない気がします。こんなお話を聞いたことがありますが、とある少年が「僕は大統領になりたいんだ」といったところ、その子のお母さんは「すごいね。では大統領になるためには今からどんなことを準備しようか。」と言ったそうです。

日本だと、大統領なんてなれる確率が少なんだから、あなたはなれっこないわよとか、なるためには相当な勉強が必要だから、今から沢山勉強しなさいと「命令的」に言ってしまう傾向にある気がしますが(家庭によると思いますが。。。)、デンマークの親たちは子供達の発言に対して、いかに実現性を持たせるか、いかに応援してあげるかと常に考えているそうです。

「否定せず、とりあえず頑張ってトライしてみなさいよ」というマインドがデンマークには備わっている気がします。私の滞在していた学校の先生方もそのような人が多かったし、「ダメだと思う前にまずやってみなさいよ!」と応援してくれる先生方が沢山いました。この「ポジティブシンキング」こそが、デンマークの幸福度の理由の一つでもある気がします。

なんだか色々話しがそれてしまいましたが、デンマークの幸福度が高い理由は「人と比べない国民性」と「ポジティブシンキング」が関係している気がします。

デンマークに1年住んでみて、デンマークの沢山いいところがみえて、デンマークいいなーと思った部分も沢山あったけれども、逆に悪い面も沢山みえて、「あぁ、私の住んでいる日本はどれだけ裕福な国だったんだ!」と思った時もあります。

どちらの国にもいい部分が沢山あって、どっちがいいとは言い難いけれど、私はどちらの国も幸せだと思うし、「幸せ」は自分がつくり、自分が築き上げていくものなのだなとデンマークに住んでみて改めて感じる事が出来ました。

どこの国に住んだって、どんな生活を送ったって、必ずしも「幸せ」になれるわけではありませんん。「幸せ」の定義は自分で決めることであり、「どんな風に生活したいか、どんな将来を送りたいか」を真剣に考え、それに向けて行動することこそ「幸せに生きる」近道なのではないかとこの1年を通して思いました。

私もまだまだ自分にとっての幸せが何かわからないし、「幸せに生きる」方法がまだ見つかっていないけれど、デンマークで過ごした時間を忘れずに、これから探求していきたいと思います。
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